ビーバークリーク・スキー・エリア Beaver Creek Ski Area |
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![]() スキー場正面の景観 |
地図の上ではインターステイツ70号線上で、ヴェイルの町の西隣り、エイボンの町に所属する。シャトルバスでおよそ30分ぐらいの距離であろうか。
ヴェイルスキー場の正面コースがインターステイツから一望出来るのに比べ、ビーバークリークのゲレンデはやや奥まった所に位置する。構造的には4つのピーク、あるいはボウルを中心に実によくまとまったスキー場である。
初級・中級・上級の各レベルのスキーヤーがその実力に応じて楽しむには充分な広がりと内容を備える。スキー場全体があまりにも広すぎて何がどうなっているのか、どこをどう滑ったらよいのかわからなくなってしまい、気がついたらそれほど全体のコースを滑りきっていなかった、などというのはよく聞く話である。
『総てのコースを滑りきってやろう』などと企んだのはいいが、限られた日数や時間で滑るにはコースの数が多すぎ、コースの滑り歩きにばかり気は取られるは、時間との戦いで焦ってしまうはで、スキーを楽しみに来たのかつらい思いをするためにスキーをしに来たのかわからなくなってしまった、などという苦い経験談も耳にする。このスキー場に関する限りその手の話は無縁であろう。
![]() ベースロッジ付近の時計台 |
有料ではあるが駐車場に入った時点からこのスキー場のコンパクトさは始まる。
ベースロッジ付近のリゾートビレッジ地下にある駐車場に車を駐車する。ブーツを駐車した車の所ではきかえ、スキーを持って階段をあがれば、そこはもうゲレンデである。この無駄の無さ。非常にスマートである。
ただしこの有料駐車はスペース的には充分な広さがあるとはいえず、すぐ満車になってしまう欠点がある。地上に出て周囲を見回すと、限られた敷地内に造られているんだな、と納得もしてしまう。有料駐車場の他に山の麓に無料の駐車場も完備している。もちろんシャトルバスサービスの利用をしなければならない。
山の麓といえば聞こえはいいが、同じ山の麓は麓でも、アクセスロード入り口付近の山の麓である。従って非常に遠い。全米のスキー場で駐車場と最寄りのリフトやベースロッジがこれほど離れているのも珍しいかもしれない。
そのため有料駐車場が満車で駐車し損なったスキーヤーが山の麓の無料駐車場まで引き返す無駄を無くすためにアクセスロード入り口付近のゲートで係員が駐車場所を確認するサービスがある。
ゲレンデそばの宿泊施設に滞在する場合はそのまま進入、有料駐車場に空きがあり、使用を希望する場合は整理券をもらって有料駐車場入り口へ進み、ゲートで整理券を係員へ渡す、それ以外はゲートそばの無料駐車場へ入り、シャトルバスを利用するシステムである。このあたりの気づかいには見事なものがある。
そしてそのスマートさがそのままシンプルなゲレンデの構成・リフトの配置にもつながる。初級者のためのコースやスロースキーゾーンの設定、中級者の為のオープンスペースとグルーミング、上級者用の急斜面とモーグル用斜面。実にわかりやすく配置されているように感じた。変な言い方だが、あとは自らの思いのたけを斜面にぶつけるだけである。それをするに足るだけの内容の濃いコースが展開する。 (9/28/96)