ビッグマウンテン・スキー・エリア Big Mountain Ski Area |
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![]() 頂上からホワイトフィッシュ湖を望む |
スキー場の宣伝文句の中にでてくる『キャッチフレーズ』というものを考えてみたい。キャッチフレーズ自体、なんとかインパクトのあるものにしようと、いろいろと努力というか工夫がなされるものである。
理想的なものは『世界で最も・・・』というも。なにせ全世界を対象にして一等賞というのだから、ことの真偽は別にして文句のつけようがない。次には『北米大陸一・・・』や『アメリカ一・・・』、『カナダ一・・・』というように、対象となる範囲を徐々に自分にあったように狭めていく手法である。アメリカの場合、行きつくところは『州内で最高の・・・』という範囲である。
![]() 裏の斜面を一望する |
それら全ての手法を総動員して作り上げたのが『単一の山としては北西部最大のスキー・リゾート』というキャッチフレーズである。ただしここで言う北西部が北米大陸やアメリカ国内のどの範囲のものかが定かではない。しかし『単一の山』つまりSingle Mountainという表現がおもしろかった。
確かにトレイルマップを見る限りは頂上を一つだけいただき、その正面と裏側にコースを展開させている非常に単純な構造である。しかし実際のコース構成はそれほど単純なものではない。一望できる範囲だけをとればそれまでだが、全てを滑ってみるとその大きさ、複雑さを実感する。
頂上を中心に正面に1つ、サイドに1つ、裏に1つ、中規模のボウルを並べたような展開になっている。その各ボウルも正面はほぼ木のないオープンスペースなのだが残り2つのボウルはいたる所に林があり、コース分けが・・・と思うとこれまたほとんどがスキー可能な林でツリースキーの滑り放題といったおまけ付きのボウルである。
正面の下半分と頂上に向かって左翼のコースは森の中を切り開いてつくったスキーコースが主なコース形態。
![]() グレイシアー・チェア・リフト、キャビン付 |
位置的にはモンタナ州北西部に位置する。西はアイダホとの州境。北はほとんどカナダ国境。それもブリティッシュ・コロンビア州、アルバータ州と境を接する。筆者は約1カ月に及ぶカナダの取材旅行の後に(第2回クラブ例会も含め)車で南下してホワイトフィッシュの町に入った。国境を越えて小1時間程で到着したのだが、カナダはやはりアメリカとは違う、アメリカはやはりアメリカだ、と何かしらほっとしたのを覚えている。一見すると皆、同じに見えてしまうアメリカの田舎町が妙になまめかしかった。
![]() 利用者のないスケートリンク |
何せ田舎。リゾートを名乗る割には、リゾートの顔であるべきビジターセンターの職員のお行儀も最低ランク。よく言えばアット・ホーム、悪く言えばだらしがない。『その辺のおばさんが、ランチタイムということで、ピザをもぐもぐ食べながらの対応しているの図』である。こんなに英語のへたくそなアジア人など来たことがないのだろう。何やら胡散臭そうな対応だった。場慣れしていない、と解釈するより無い。
アムトラック鉄道との提携等、町ぐるみで何とか盛り上げようとする姿勢も見られるのだが・・・。なにせ人口の少なさ、飛行場の規模の小ささ、知名度の低さ等々、今一つ盛り上がるに欠ける。基本的にはスキー場の規模、町中のエンターテインメトが力不足である。別に温泉があればいいと言うわけではないが、ことといった名物がないのもマイナスか。
周囲には特に邪魔する大規模スキー場はない。しかし絶対的な力量不足のスキー場と言えるかもしれない。