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ブリッケンリッジ・スキー・エリア
Breckenridge Ski Area Colorado, USA |

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スキー場の内容と評価
トレイル構成
ピーク10は中級・上級スキーヤーのみ。初級スキーヤーが1本しかないファルコンリフトに乗ってしまうとちょっとやっかいである。リフトに乗ってコースを概観すると、リフト下と左手にやや難易度の高い中級コースが展開し、そのさらに左手に上級コースが複雑に展開する。一方リフト右手には谷底に向かうがごとくピーク9からの連絡路に向かって上級コースが長短あわせて3本が突っ込む他、それらのコース間にはツリースキーのコースが広々と展開している。
ピーク9は正面上部が中級コース、正面下部が初級コース、裏側が上級コースというかなりはっきりしたコースの住み分けが出来ている。リフトについても初級者はクイックシルバー、リフトAの2本、中級者はビーバーラン、キャッシャー、リフトC、上級者はビーバーランを経た上でリフトEを利用することになる。中級者が初級コースをサポートするリフトを利用するのはもちろん問題ないが、初級スキーヤーが中級コースをサポートするビーバーランリフトを使用した場合何がなんでも中級コースをクリアーしなければならない、という問題に直面するので注意が必要。
ピーク8のエリアは少々複雑である。ピーク8のベースエリアからみると裏側に当たるサイドには、ピーク9の上級者コースと差し向かいになるような格好で数多くの上級者コースが展開する。リフト4でサポートされる下半分とリフト6でサポートされる上半分に分かれる。下半分は6本の上級コースが並んでいるだけだが上半分は一見ボウル状であったり木々や小さな林が散在したりといった具合にやや複雑である。ピーク8正面は全体を上下に分けるようにコラムバインコースがほぼ中腹を横切っており、そこからベースに向かって初・中・上級コースが並列している。一方の上部にはティーバーにサポートされたボウル群が真っ白い肌をあらわにしている。ただしティーバーがサポートするのはコンテスト、ホースシュー、キューカンバー、ノースの4つのボウルのみ。ティーバーの終着点からピーク8の山頂まではスキーをかついで登らなければならない。さらにピーク8の隣にはピーク7エリアのピーク7ボウル、アーツボウルがある。しかし搬送機によるサポートは一切無く、共にピーク8を自力で登った上でコースを横切って滑り到達できるコースである。スキーヤーに技量のみならず気力・体力・根性を要求するコースといえる。
レベル毎の楽しみ方
a)初級/Beginner
ピーク9の山頂からとピーク8の中腹からスロースキーイングエリアが設定されており、非常に快適にスキーが楽しめる。特にピーク9はほぼ全体が初級、中級コースでまとめられており、ただピーク9とピーク8の連絡に関してはピーク8からピーク9への移動は簡単だが、その逆、ピーク9からピーク8への移動はユニオンと呼ばれる中級コースしかない。斜度的にそれほど難しいものではないがピーク9のほとんどのコースを横切る形になるのでやや苦労するかもしれない。難しさを感じるようならピーク9の麓まで滑り、シャトルバスでピーク8に移動するのも手である。
b)中級/Intermidiate
中級者にもそれぞれのピークによってコースの趣が異なり色々なタイプを楽しめる。ピーク10はやや斜度がきつい。同じ中級者でもやや力のある中級者にお薦め。ピーク9のコースはモーグル中心。全てがモーグルというわけではないがモーグルになっているコースが多い。ピーク9の頂上に向かって右側は自然のコブの形成とグルーミングとの交互入れ替わりだが、向かって左側のコースはあるがまま、為すがままのコース、といった感じがする。ピーク8の中級者コースは筆者にはなんだかだらだらと長く続いているな、という感想を持つ中級コースである。
c)上級/Advanced & Expert
上級者には様々な楽しみのあるスキー場である。
ツリースキーが楽しみたいスキーヤーにはピーク10のザ・バーンが視界も良く斜度もなかなかである。ピーク9の裏側、それも最も奥の方にまさに森の中を木の枝をかき分けて滑るようなツリースキーコースがある。一つ間違えると木の枝にスキーをとられてしまい身動き出来なくなるような難しさがある。事故の発生も記憶にある。1993年の滞在中にスノーボーダーがこのコースで局部的な雪崩に見舞われ命を落とすという事故に出くわした。決して一人では滑ってはならないコースの一つである。
急斜度を楽しみたいスキーヤーにはピーク10のスピッツファイアーもいいがピーク9のリフトEの周辺の急斜面はいかがであろうか。その真向かいにあるリフト4の真下のタイガー・コースの中間部の斜度はなかなかのものである。
緩急自在、コブあり木ありの混合コースならピーク8裏側のリフト6周辺のコースがとてもバラエティーに富んでいる。
広々とした開放感を味わいつつある程度以上の斜度を満喫したいスキーヤーはティーバーがサポートするピーク8のボウル楽しい。ただしこのコースはたとえベースがぽかぽか陽気でも風が強く、気温が低いので寒さに対する備えを充分にした上でトライすることをお薦めする。インペリアルボウルやピーク7への登坂は酸素の薄い高地での呼吸に慣れたことを確認した上で行うべきである。雪崩の発生しやすいコースでもあり、オープン・クローズドのサインには必ず従うこと。たとえオープンしていても雪崩の発生から身を守るのはあくまでも自分自身であることを忘れず、滑走は充分な注意をもって行うことをあえてつけ加える。
スキー場評価
横に長いスキー場である。基本的にはピーク10からピーク8までの3つの山頂を有する。それぞれが完全に独立している為、各ピークは非常に個性的な性格を有する。初級者から上級・エキスパートまで全てのレベルのスキーヤーが楽しむことができる。
見落としがちなのが意外に大きなボウルの存在である。ハイクアップが必要な山頂付近のインペリアルとJバーでサポートされる中腹のホースショーの2つのボウルである。強い風が吹くことが多く、閉鎖されることが多いのが泣き所。天候に恵まれたときは是非トライしほしいコースである。
スキー場経営の面で見ると、新しいシステムの導入が好きなスキー場のようである。バーコードによる自動読みとり・チケットチェック装置の付いたリフトチケット改札ゲートやキッズクラスのマジックカーペットと呼ばれる動くカーペットの導入など、他のスキー場に先駆けて、あるいは先頭を切って導入している。全てが全て成功しているかどうかは別にしてより便利に、より快適にを基本にしている姿勢は評価できる。パーキングシャトルの頻繁な運行やスキーヤーの誘導も立派である。
総合的に高い評価を受けてしかるべきスキー場と判断する。
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