カッパーマウンテン・スキー・エリア

Copper Mountain Ski Area
Colorado, USA

Introduction / スキー場の特徴


おしゃれなシャトルバス
『ハイカラサンが通る、ハイカラサンが通る・・・』こんなうたい文句があったかどうか確かではないが、このカッパーマウンテン・スキーリゾートにはこんな言葉がぴったりとあてはまる雰囲気がある。
このスキー場内でウィンター・リゾートとして営業を行うのが最近日本でも知名度があがってきたクラブメッド(Club Med:地中海クラブとでも訳すのか?)。もともとフランスが発祥の地であるこの会社がからむといい意味で何かしら違った雰囲気が出てくる。日本も含めて全世界に宿泊施設を中心にしたリゾートのチェーン・ネットワークをもっている。
メキシコの片田舎を旅行したとき、とにかく何にもない、本当に小さな寒村に民家がぽつぽつとみえるような場所で、車の中で寝泊まりを覚悟したといがあった。そのときまるでおとぎ話にでも出てくるように忽然と瀟洒な、趣味の良い、心配りの行き届いたリゾートに出会い感激した記憶がある。(余談になるがその寒村は電話はおろか電気すらまともに入っていなかった。)
森の中に、海辺にそして山の中に忽然と別世界を創り出してしまう。クラブ・メッドのお家芸かもしれない。


スキー場のボウル
 さてスキー場。具体的に1つ1つ例を挙げよ、といわれると大変に困ってしまうのだが、クラブメッドならではの粋な雰囲気がある。各ベースロッジ・パーキングを行き来するシャトルバスが良い例かもしれない。
二重連結で、車高を低くそして乗降口をひろくしてスキーブーツを履いたままでも乗り降りがしやすいように工夫してあるバス。その使いやすさもさることながら外観のおしゃれな面を強調したい。カッコが良い悪いというか、見た目の好き・嫌いは別にして、なかなか凝ったつくりである。
スキーを始める前になにかこうウキウキした気分にしてくれる。駐車場に車をとめて真っ先に出会うのがリフトチケット売場までの道筋であり、シャトルバスである。どんなバスが来るのか。確かにささいなことではある。しかしリゾートを名乗るくせにそんなささいなこともまともに、あるいは充分に配慮できないようなリゾートでは先がしれる。

 アメリカ中のスキー場を訪ね歩くと様々なシャトルバスにお目にかかるが、ここが最もセンスが良かったように思う。普通の路線バスと同じタイプの車両を使っているのが標準であろうか。スクールバスのお古をいい加減に塗装し直した、乗っていると気分が滅入ってしまいそうなものもあった。
ひどいのになるとトラックの荷台にスキーを抱えたまま詰め込まれ、そんなときに限って氷点下20度にもなろうかという気温にがたがた震えながら、我慢というよりも耐えながら乗っているというお粗末なものまであった。
こんな些細なことでそのスキー場に対する評価を出すわけにはいかないが、スキーヤーののスキー場に対する好き嫌い、好感度への影響には計り知れないものがある。


強風対策で設置された頂上のJバー
 ホテル、レストランの内容が素晴しい、ナイトライフに素晴しいエンターテイメント性がある、といったことはあってあたりまえ、出来てあたりまえである。それらリゾートの根幹をなす要件を一歩踏み越えて、どこまで客の満足度を高めることが出来るか。リゾートの真価を問うのにこの当たりが評価のポイントになりそうな気がする。
建物は素晴しいが中で働く従業員がだらしない服装で仕事をしていたのでは雰囲気が台なしになる。立派なお仕着せを身にまとったウェイターが美味しい料理を運んでくれても、食事をするテーブルがガタガタ音をたてているようではゆっくりと味わうことも出来ない。
パーキングの設定、除雪の体制、シャトルバス、リフトまでの道筋、リフトチケット売り場、トレイルマップ、リフトオペレーターのユニフォーム姿、スキースクールインストラクターのたち振る舞い、トイレの清潔さ、バーテンダーの応対、カフェテリアのキャッシャーの態度・・・。列挙すればきりがないが、こういった細かなことにマネージメントの心づかいがあるかどうか、そしてスキーヤーが快適にスキー休暇を過ごせるかどうかの分かれ目となるのである。


小さいながらも立派なショップ街
 小さくはあるがショッピング・ダイニングゾーンのしゃれた雰囲気、ポケットに入れやすいサイズに折たたまれたトレイルマップにすら他のスキー場には無い、一ひねりした配慮がある。
そのまま結婚式の披露宴会場にも使えそうな椅子・テーブルをそろえた立派なカフェテリア。そんな細かな、一つ一つに心配りをしてあるスキーリゾートである。



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