ジャクソンホール・スキー・エリア Jackson Hole Ski Area |
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![]() スノーシュー |
![]() 馬そり |
![]() ムース公園 |
大自然の中にポンッとスキーコースを置いてしまったといいたくなるような美しさを備えたスキー場である反面、ちょっと油断すると冬の猛威がキバをむき出して襲いかかってくる恐ろしさのある、相反する2つの顔を持ったスキー場である。山頂までトラムを利用して一気に駆け上がる。
(このトラムちょっとケチくさい。普通、リフト1日券を買うとトラムやゴンドラはそれに含まれている。しかしここは1日券の他にトラム1回毎のチケットを買わなければならない。
係員の説明を渋面できいていたら、それを察したらしい係員いわく「このトラムの全行程は大変長いし、スキーヤーはトラム利用後は山の中腹から山頂近くまでのリフトを使ってスキーを楽しむのがパターンです。」とつけ加えてくれた。
はたしてその通りにはなったがケチな筆者は釈然としない。注:1995−96のシーズンよりリフトチケット1日券に含まれることになった。)
![]() 犬ぞり |
![]() スノーモービル |
![]() 大袈裟な?メッセージ |
![]() ゴンドラ、頂上駅にて |
それまでの雲一つ無かった青い空の向こうからそれも下の方から巨大な雲海が迫ってくるのである。あれよあれよという間に自分の立っている地点から下は一面の雲海となり何も見えないのである。
「まるで飛行機の窓から雲海を眺めるようだ」などとのんきなことを考えているのもつかの間、周囲を見回すと誰一人いない。
一緒にトラムに乗ってきたスキーヤー達はとっくに下の方へ降りていてしまっている。自分だけなのである。次第に足元から雲が上がってくる。
いかに自分が無力な存在であるかを腹の底から思い知らされる瞬間である。それまでの暖かな太陽の日差しとは一転して冷たい、本当に冷たい白い空気が身体を飲み込み始める。
「今動いてはいけない。自分はこのスキー場は今日が初めてなのだ。コースがどうなっているのかわからないのだ。今動いてはいけない。」を心の中で繰り返しつつときを待つ。
![]() ビックリマークも 足らない難所 |
ワイオミング州という日本ではあまり馴染みの無い州にあるスキー場である。コロラド州の北に位置するこの州は前述のとおりイエローストーン国立公園を州の北西部に有する。スキー場はその南側にあるグランド・ティトン国立公園内に位置し、地図で見ると左上の片隅、左隣りのアイダホ州との州境に程近い。
この地域の中核都市であるジャクソン市を中心に市内のスノー・キングスキー場、隣村のジャクソンホールスキー場、そして山を一つ越えたところにあるグランド・タギースキー場と、3つのスキー場が軒を並べる。
ナイトスキーもあって手軽にスキーを楽しめるスノー・キング、ダイナミックな滑りを楽しめるジャクソンホール、パウダースノーのグランド・タギーというのが大まかな図式になる。
正直な話、数字が物語るように初級者スキーヤーにはあまりお薦め出来ないのがジャクソンホールである。対象コースが全体の10%という数字もさることながら、利用できるリフトが中・短あわせて2本、コースとしてカウントできるのがベースロッジにつながる5本のみというのが大きな理由である。 量的にもそして行動範囲の面からも動きがかなり限定される、つまり『籠の鳥』といったおももちなのである。
このスキー場を滑ろうと思うスキーヤーは、とにかく中級斜面が滑れるというのが楽しむための絶対条件である。ただしトラムに乗って頂上を極めようと思えばそれでも不十分で、きれいに滑る、かっこよく滑るなどは度外視して、とにかくブラックダイアモンドコースを滑りきるガッツと経験が必要条件になる。
なかなか手強いスキー場である。