キーストーン・スキー・エリア

Keystone Ski Area
Colorado, USA

スキー場の内容と評価

トレイル構成

 お椀を伏せて、縦に3つ並べたのがキーストーン・スキー場である。コンドミニアム、パーキング、ベースロッジその他の施設の目の前に最初のお椀であるキーストーン・マウンテンがある。東側に面した正面には2つの入り口、マウンテン・ハウスとゴンドラ・ステーションのあるリバーラン・ビレッジがある。斜面全体は左右に幅が広く初級、中級斜面がほとんどを占め、数多くのリフトと頂上までのゴンドラでサポートされている。キーストーン・マウンテン西側(向こう側)の斜面と次のお椀であるノース・ピークの東側(手前)は中級、上級斜面がほとんど。このキーストーン・マウンテン西側とノース・ピークの東側はそれぞれリフト1本づつでサポートされているが、これら2つの頂上を直接連絡しているのが2つ目のゴンドラ、アウト・ポストゴンドラである。谷をはさんで2つの頂上をV字型に接続している。2つのゴンドラはともに両方向の乗車が可能である。最後がノースピークの西側(向こう側)と3つ目のお椀であるアウトバックである。ノースピークの西側は初級・中級コース、アウトバックは全体にガッツのある中級者、ガッツのある上級者用コースが占めている。位置的には非常に孤立した格好で初級者コースが登場するが例の両方向乗車可能なアウト・ポストゴンドラのおかげで初級者も安心してこのコースをトライ出来る。アウトバックはたった1本のリフトでサポートされているだけだが頂上からおよそ180度、どの方向にでもコースが広がるほか、登坂することで南北に二分されるアウトバック・ボウルを楽しむことが出来る。

レベル毎の楽しみ方

初級/Beginner
 初級者はキーストーン頂上からメインベースロッジまでにある何本もの迂回コースが楽しい。距離的には相当な内容があり、なめて掛からないこと。スカイウェイ・ゴンドラ、アウトポスト・ゴンドラを乗り継いでノース・ピークの周回コースへいくてもある。ただしウエイバック・リフト乗り場とサンティアゴ・リフト乗り場をつなぐノルディック・スカイウェイは斜度が充分でないためその名の通り、ノルディックスキーになるので注意が必要。

中級/Intermidiate
 中級者はキーストーン・マウンテンの東側にひしめく中級コースと量的にはやや少ないがキーストーン・マウンテンの西側とノース・ピークの東側が順当に楽しめるだろう。その気になって滑るとかなり長いコースがセットされているのでけっこう疲れる。

さてここでもう1カテゴリーを出さなければならない。アウトバックである。ここのコースはガッツのある中級者に勧めたい。エルク・ランのハーフ・グルーム、つまり斜面の右半分はグルームし、左半分はコブだらけにする。それが終わったらオッ・ボブやポーカパインのコブだらけのコース。それが終わったらワイルド・ウッドから始まるツリースキーである。

上級/Advanced & Expert
 上級者はキーストーン・マウンテン西側とノース・ピークの東側がまず、第一。コブだらけの長いコースを楽しめる。GS系の滑りでとばしたいときも隣の中級者コースで充分楽しめる。というのも斜度的にはそれほど違いが無く、グルームしてあるコースが中級コース、コブだらけが上級コースという区別が基本のように思われる。

 もう1つのカテゴリーがアウトバックである。ガッツのある上級者にはリフト降り場直後から始まるブラック・フォレストから4つの上級者用の長いコブーコースが楽しい。それでもまだガッツは十分と言うのであれば、リフト降り場からスキーをかついで目の前に広がるボウルと更なる頂上をめざしてひたすら登る。マップに示された範囲で、雪さえあればどこを滑ってもかまわない。ただし一部に雪崩の危険の伴う箇所があるので注意。特にリフト降り場から登り初めて最初の小高い丘の上からサウス・ボウルを見おろすと、最上部がセッピになっておりその下の急斜面には小さな表層雪崩の跡がよく見られる。基本的にはスキーパトロールが先に雪崩を起こしてしまって安全が確認された段階でトレイル・オープンとなるが何事も100%ということは無いので注意するに越したことはない。このボウル、最初はいいのだが後半はなかなかきついツリースキーと非常になだらかな連絡道路であるキャット・ウォークをクリアーしなければならない。ここにもガッツが必要なのである。

スキー場評価

 地形的にも内容的にも奥の深いスキー場である。コースも長いし、幅も広い。中級者コースは斜度的になかなか高度である。しかし一部のツリースキーも含めてなのだが、滑っていていつしか飽きてしまうのである。というか別のコースを滑っているはずなのだが、さっき滑ったコースと同じような錯覚に陥ってしまうのである。すべてのコースの性格が非常に似かよっているとでも表現するのだろうか。このイメージが未だに払拭できないでいる。これだけの内容を揃えているスキー場を滑っておいて何を贅沢なことをぬかす、と怒られそうなのだが筆者の正直な感想である。ただ95ー96のシーズンから隣のブリッケンリッジスキー場も同じ所有者となったためアラパホ・ベイスンと共にリフト券が共通になった。3つのスキー場を滑り比べることで新たな味わいを発見できるかもしれない。


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