マルモットベイスン・スキー・エリア Marmot Basin Ski Area |
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![]() パーキングへのアクセス口 |
つまりパーキングの車の所でブーツにはきかえ、そのままコースに滑り出すことが出来るし、スキー終了時もスキーを履いたまま駐車場の入り口まで、雪さえ十分にあれば車の所までスキーで戻ることが可能である。もちろんリフトチケット購入のためにベースロッジでスキーを脱がなければならないが・・・。しかしここまで徹底したコンディションになっているパーキング・システムも非常に珍しい。
大規模スキー場であればあるほど、リゾートとしての設備が整っているスキー場であればあるほど、ゲレンデの周囲には付属の施設が密集してしまい、デー・パーキング(日帰りスキーヤー用駐車場)は設営が難しいし、ないがしろにされやすい。そこで多くのスキー場はゲレンデから離れたところにあるパーキングからシャトル・バスをつかってスキーヤーを移動させる。それだけでゆうに30分はかかってしまう所などはざらである。このスキー場はそういった時間の無駄が全くと言っていいほどない。
もちろん大型バスなどはベースロッジ前に直接停められ、スキーバスを利用したスキーヤーもバスから降りてそのままゲレンデにアクセスできる。パーキングという点を考えた上でゲレンデまでのアクセスがこれほど容易なスキー場は他には例がない。
![]() エキスパートコースも一級品 |
大変にコンパクトにまとまっているにもかかわらずとてもバラエティーに富んだトレイル構成の上、一つ一つのコースが非常におもしろく、興味深いし、そして楽しい。
滑るうちに目の前の光景が過去に筆者が滑ったスキー場のある部分に非常に似ているのに気がついた。そしてそれが何箇所となく出てくるのである。こんな表現をするとスキー場側の顰蹙を買いそうだが、このスキー場のもつコースのバラエティーさを表わすためということでご容赦願いたい。
マーモット・ピークへの登はんエリアはコロラドのキーストーンのアウトバックに、マーモット2の下のボウルはアラパホ・ベイスンのイースト・ウォールのような雰囲気があるし、イーグル・イーストのエリアはヘブンリーバレーのモット・キャニヨンを小ぶりにしたような、いやサンライトの新設されたキャニヨンエリアの方が似ているかもしれない。ベースロッジ前の整然とした中級斜面の連なりはバーモント州のオキモスキー場を彷彿とさせる。きりがないのでこの辺にしておくが部分的にこれほど切り張りできるのも珍しい。亜流という意味では決してない。規模の割にそれほどの特徴を備えているということを意味しているのである。
![]() 左翼の峰からは雪崩まで押し寄せる |
夏のコロンビア大氷原で有名なエリアだが冬のジャスパー・レイク・ルイーズ間の景色にも素晴しいものがある。特に朝日や夕日を浴びてのドライブは筆舌につくし難いものがあった。(ただし都会の道ではない。しかも冬である。天気予報、道路状況、自動車の点検・準備・燃料の確認等は万全が上にも万全を期す必要がある。)
![]() トム・アカマ氏 |
楽しい出会いもあり思いで深いスキー場となった。実際、滑っていて楽しかった。隣のブリティッシュ・コロンビア州のウィスラー・ブラッコムスキー場がカナダでは知名度、日本人スキーヤーの訪問率ともにナンバーワンだが、再度カナダでスキーをというリピーターの方には是非考慮の対象に入れて欲しいスキー場あるいはスキーエリアである。
末尾ながら、1996年3月の取材に際してジャスパー在住のTokyo Tomの愛称で知られるトム・アカマ氏に多大のご援助をいただいたことをつけ加える。氏はマーモット・ベイスンスキースクールのインストラクターを勤める傍ら、ジャスパーにおいて日本レストランの経営、日本語観光の企画を行い、ジャスパー商工会議所メンバーとして地元経済に多大の貢献をされている名士である。筆者の取材に際してはスキー場、商工会議所、観光局との会議のセットアップ等、様々な形でご協力をいただいた。ここにご紹介し、厚く御礼を申し上げる次第である。
追記:97年暮れにトム・アカマ氏よりワールドスキークラブ宛にクリスマスカードをいただいた。それによると現在はアルバータ州ジャスパーとブリティッシュ・コロンビア州のウィスラーに拠点を置き活動しておられるとこと。ウィスラービレッジ内のレストランを買収し、経営されている旨お話しがあった。詳細については追ってお知らせする。
クラブ員各位にご報告まで。