パークシティー・スキー・エリア Park City Ski Area |
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![]() ゴンドラ下の広々としたコース |
こういった環境によりスキー場では毎週のように何らかのレースが開催される他、スキー選手育成のための各種ワークショップなどもさかんに行われる。スキーリゾートとしての顔の前にレースビジネスの盛んなスキー場という顔がある。
特に各種のレース・キャンプは盛んである。過去のUSスキーチームのメンバーや元オリンピック選手を講師に迎えて、およそ5日間単位でびっちりとレッスン、クリニック、講義を行う。
『女性のためのスキー週間』(Women's Ski Challenge)といった、最近ではどこのスキー場でも開催しているイベントですら講師・ディレクターは元オリンピック代表選手である。
さらにスキー場自体もいろいろなイベントに取り組んでいる。各地のスキーリゾートもイベントは組むが、1日単位のものが多い。このスキー場の場合は1週間単位でのイベントがなかなか幅を利かせているように思う。場合によっては3月に開催されるスノー・シャイン・フェスティバルのように2週間ぶっ通しのものまである。
スキーレースやそれに関わる行事が盛んである為、リゾートとしての設備に関し不満の声が上がる時期があった。レースのために幾つかのコースが必ず閉鎖されてしまい、一般のスキー客が充分に楽しめないといった類の問題点である。
しかしこの問題もレース及び練習専用コース・リフトの設置により解決を見たようである。2002年の冬季オリンピック開催地としてその面目はますます躍如というところか。
![]() Photo by Park City Ski Area |
![]() Photo by Park City Ski Area |
![]() パーティータウンの異名をもつ |
山の麓にパークシティーの中心部、すなわちメインストリートを中心にした、よく整備された町並みがあり、各種レストラン、バー、シアター、ショッピングゾーンが立ち並ぶ。
ワールドカップアメリカ国内競技会のオープニングに際しては、パーティーストリートあるいはパーティータウンの名を欲しいままにしている。
![]() よく整備されたトレイル |
もちろん急斜度のコースやモーグル用のコース、崖・チュートなどを含むボウル等は全て取り揃っている。むしろこのバラエティーにとんだ品揃え(コース揃え)には驚くばかりである。
ブラックダイアモンド以上の難しさの表示が無いため、見分けがつかないが、斜度的にエキスパートをうならせるコースもきちんとある。頂上付近のジュピター・ボウルの各コース、それもリフト下が素晴らしい。今一つパイオニア・リフトにサポートされるエリアもそれに該当する。
スキーをかついでハイク・アップしてパウダーをめざしたいスキーヤーにはスコット・ボウルやイースト・フェイスといった巨大なボウルが待ちかまえている。
ツリースキーや『崖を飛び出したい』というスキーヤーには前述のジュピター・ボウルの両サイドがお勧め。
その他、モーグルコース、クルージング用のコースも縦横に用意されているので各種目を十分に楽しめることと思う。
![]() アメリカでは数少ないナイター |
なぜこんなにナイタースキーのサービスが無いのか。アメリカ東部にいた頃は『夜間の寒さが厳しすぎて需要がないのさ』、と思いこんでいた。それも一理ある。しかしほぼ北アメリカ大陸全体が同じ傾向なのである。大都市近郊の小さなスキー場は集客のためにナイタースキーのサービスをもっているところは多い。しかしリゾート呼ばれる所はほぼ皆無に近い。『せっかくバケーションでスキーに来たとはいえ、夜までガツガツ滑りたくない。夜はパーティーさ!』というところだろうか。
モルモン教の聖地でもあるこの地では飲酒・喫煙等の嗜好品については非常に厳しい制限がある。友人のモルモン教徒は酒、タバコはおろかコーヒーさえ飲まない。かろうじて紅茶である。それも本人に言わせると、ニューヨークに在住したために人間がグータラになったためだ、と言うのである。
そのためリゾートとしては嫌煙される傾向にあったが、近年旅行者についてはだいぶ緩やかになったようある。少なくとも筆者はソルトレイク市内の酒屋でお酒を買ってモーターロッジの一室で酒盛りをやったし、パークシティーのレストランでワインや日本酒を飲んだこともある。他州あるいは他の国からきた旅行者については寛大に振る舞ってくれるようである。
お隣にはデイアバレー、ウォルフマウンテンの2つのスキー場が車で5分の所にあり、ソルトレイクシティー市内の4つのスキー場とは別のスキー場群を形成している。 さらに近年流行のアウトレット・ショッピング・センターなるものもある。ここではファクトリー・ストア・アット・パーク・シティー(The Factory Store @ Park City)と呼ばれている。約50件にも及ぶ店舗が軒を連ねアパレル、アクセサリー、ハウス・ウェア、ギフト等の専門店がある。買い物が苦手な筆者には全く縁遠い世界の為、この項目はこのくらいでご容赦願いたい。
(3/28/98)