ストラットン・スキー・エリア Stratton Ski Area |
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![]() スキー場正面全景 |
![]() 下はシーズンパス、上はエキスプレスカード |
事実、南地区ではヘイスタックがマウント・スノーに併合された。中地区ではマジック・マウンテンが業績不振から閉鎖を余儀なくされた。北地区ではパイコがキリントンに吸収合併される。同じ地区内での食い合いもすさまじいものがある。
と、同時に各地区同士での顧客獲得のための競争もまた凄い。合併・吸収の前にも、中地区では3つのスキー場が中核となるマンチェスター市と共同戦線を張って顧客誘致作戦を展開したし、北地区でもキリントンとパイコが共通リフト券の販売などをしたこともある。そして今、あらためてスキー場独自の作戦が展開されている。
フレクエント・スキーヤープログラム。航空会社の『飛んだマイル数に応じてフリー航空券など、何らかの特典を与える』制度を、スキーヤーにも適用したもの。会員として登録させてしまえば、スキーヤーは特典ほしさに他のスキー場へは行かないだろう、という作戦である。
ストラットン・エキスプレス・カード。前述のものよりももっと会員制の度合いが強い。会員になるきに自分のクレジットカード番号を登録する。リフト料金が安くなる上、リフトチケットをいちいち購入しなくとも良い。リフト乗り場で会員証を装置にスキャンするだけで料金の支払い等が総て自動的に行われる仕組み。
リシプロカル・リフト・チケット(Reciprocal Lift Ticket)。地区を越えてライバルと手を結んだ。北のオキモ・マウンテン との提携により、3日以上のリフトチケットを購入した場合、その内の1日をオキモ・マウンテンノスキー場で楽しめるという制度。少しでもスキーヤーにコースのバラエティーさを味あわせようというサービス。
![]() 乗降がリフトのように手軽なゴンドラ |
広告の中にでてきたシングル・マウンテンという言葉が示すとおり、単純に末広がり型のスキー場である。ゲレンデ、スキー場全体の形が漢数字の『八』に非常に似ている。谷間などが深くえぐれている様子もなく、ここまで素直な形をしたスキー場も珍しいかもしれない。素直な山の斜面の上にそのままゲレンデをつくったため、当然のことながら各トレイルも素直な、モデレイトなあるいはジェントルな、しかし悪く言うと単調なものが多くなる。
ブラックダイアモンドのコースも難易度の面から言うとそれほどのレベルではない。グルームしてないため、一部に急斜度があるため、一部に幅の狭い箇所があるため、という理由で上級コースの指定を受けているものがほとんど。そのため家族連れ、カップルには大変人気があるようである。まずまず安心して滑ることの出来るトレイル構成である。
![]() なんと、6人乗り高速リフト |
今一つ、6人乗り高速リフトを導入したのもこのスキー場が最初である。真ん中の方に座るといささか不安になるが、乗りごごちはまずまず。ただ導入後、数年が経つが他のスキー場ではまだ2カ所でしかお目にかかっていない。何か難しさがあるのだろうか。
![]() USオープン競技会 |
1980年代後半から日本の某スキー用品会社がこのスキー場の所有所であった。その運営に大きな期待がかけられたが、残念ながらバブル崩壊後には資金繰りが苦しくなったのか、いささか寂れた雰囲気をみるようになった。ショッピングモールのテナント募集の張り紙や、ホテルのロビーや廊下のなんとなくうらぶれた感じがそれを助長していた。
残念ながら95年のシーズンオフに売りに出されてしまい、カナダのブラッコムスキーリゾートを所有する会社が現在の所有者となった。新しい所有者は今後、大規模な投資・改造を予定しているとのこと。今後2〜3年で内容的に大きな変化が見られそうである。