シュガーブッシュ・スキー・エリア Sugarbush Ski Area |
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1996年1月、約8年ぶりで滑ったシュガーブッシュはまるで別のスキー場を滑っているがごとくだった。信じられないほどの変貌ぶりである。87年に来たときからベースロッジのモダンなあるいはお洒落な設計には感心していたのだが、増改築や新築で充分なスペースを確保するとともに、マジック・カーペットなる『動く歩道』をエスカレーター替わりに設置してスキーヤーの便を図るなど、茶目っ気も相変わらずである。リフトの近代化には目を見張るものがある。ほとんどがトリプル(3人掛け)、クォッド(4人掛け)になっているし、ディタッチャブル・ハイスピード(高速運転だが乗降場でのみチェアーがワイヤーから離れ別のケーブルにかかり、速度が落ちる)も少なからず導入された。投宿先のご主人と話していて「昔はリフトの行列時間が長かったのでそうでもなかったが、今はどんどんリフトに乗れてどんどん滑れるので疲れてかなわん」と言われたときは大笑いをしてしまった。人口造雪機能の拡充は急斜面での雪のはり付きを容易にし、上級・エキスパートスキーヤーを楽しませてくれる。ただ冷静にカウントしてみると、およそ24本あるブラック、ダブルブラックダイアモンドのコースの内、人口造雪機能が完備されているのが約1/3。その他は未だに自然降雪に頼っているため雪のはり付きがはなはだ悪く、コース閉鎖あるいはブッシュ・岩だらけ、というコースが少なからずあった。しかしその約1/3がどれほど楽しませてくれたことか。変化に富んでいて本当に楽しい。全ての上級コースが存分に滑れるようになったら本当に素晴らしいスキー場として高い評価を受けることはまず間違いないであろう。ナンシー・ハンクス・ピークに残された、8年前に乗ったのと同じ天然記念物的リフトに乗ったとき、心からそう思った。