サンバレー・スキー・エリア
Sun Valley Ski Area
Idaho, USA
スキー場の内容と評価
トレイル構成
2つのベースロッジを基点とするそれぞれのエリアと山の頂上奥にあるボウルの3つに大きく分けられる。すなわち北のベースであるウォーム・スプリングスベースのエリア、南のベースロッジであるリバー・ランベースのエリア、そしてルック・アウトピークから進入する後方の広大なボウルである。
4本のリフトによってサポートされるこのエリアは基本的には1本のリフトで頂上からベースまでの3000フィートあまりの標高差を伴う長いコースを楽しめるエリアである。頂上付近からチャレンジャーリフトと平行に走る2本のコースとそれらを取り囲むような迂回コースがある。平行に走る2本のコースはスタート地点から山の中腹まではグルームされた中級斜面と非グルームの上級斜面に分かれが、これらが山の中腹で合流し、1本の大きな流れとなり、斜度も徐々に緩やかになってベースに至る。これらのコースを取り囲むコースは山の尾根伝いに走り、斜面の中腹にある他の2本のリフトをも迂回する初級コース、頂上付近の短い上級コースである。この斜面の一部を滑りたいスキーヤーの為に3本のリフトが併設されている。グレイホウクリフトは斜面中腹から右に出っ張った3本のコースをサポートする。斜面の形状のためにリフト降り場は必ずしもこれら3本のコースのスタート地点とは一致せず、グレイホウク、ヘミングウェイ、コジーの3つをコーススタート地点から楽しむためには他のリフトからの迂回が必要である。これら3つのコースはレース練習場となることが多く、一般の利用はそれ程多くない。フライングスクワイレル・ダブルが非常に不思議な立地環境である。頂上からベースに至る斜面のちょうど真ん中の部分をサポートするリフトである。おそらく古い時代の、各リフトが旧式でそれに見合ったレイアウトを取っていた時代の名残と思われる。チャレンジャーがいかに最新式とはいえ非常に混雑するのでその緩衝帯と考えるのが無難かも知れない。フレンチマンはウォーム・スプリングスエリアとリバー・ランエリアんp中間にある斜面をサポートする。距離はそれ程長くはないが木々に囲まれた斜度的にもコース幅の面でも安定した各コースがある。
スキー場の南側のベースロッジがリバー・ランベースエリア。このベースエリアは1990年代の大幅改造の一つの目玉である。ベースロッジまで歩いていくことが出来るほど近くに整備された広い駐車場は便利だし、まるでホテルのホビーのように立派な設備を誇るベースロッジは立ち入る者に一瞬の戸惑いを覚えさせるほどである。このエリアは非常に特徴的なコースである。頂上からベースまでの目抜き通りともいえるリバー・ラン・コースが谷底になっており、そこへ両サイドの尾根から幾筋ものコースが流れ込んでくる形になっている。細長い木の葉を、付け根を手前にして置いたようなコース配置である。すなわち付け根から葉の先端までの筋がリバー・ラン・コース、その筋に向かって入り込んでくる葉脈が各コースである。サポートするリフトは4本。葉の付け根の部分に当たるのがリバーラン・リフト。これでコース全体の1/4程の高さまで上がり、ここから3方向へ向かって設置されたリフトに乗り継ぐことになる。3方向とは山の頂上、右側のウォーム・スプリングスエリアとの境になる山の尾根、そして左側のボウルとの境になる山の尾根である。コースはいずれも中級。上級が入り乱れており、滑る際には標識で内容を確認する必要がある。
前述の2つのエリアから見て向こう側、それも頂上からアクセスすることになるのがボウルド・マウンテンを中心にしたボウルである。もともとボウルとはいっても連絡用の橋渡しリフト1本とボウルの底からはいあがるためのリフト1本の大変に行きづらく、帰りづらいそして下手をするとものすごい行列になる場所だった。それが90年代の大幅改造でなんとも非常に魅力的なエリアに大変身を遂げた。コースとしては従来のルックアウト・ピークからの上級・中級コースに加えてボウルをはさんでルックアウト・ピークの反対側にシアトル・リッジロッジを設け、そこからボウルの底に向かって滑り出す幅の広い初・中級コースを最新式リフトと共に開設したのである。これにより、ボウル全体が初級・中級・上級の全てのレベルのコースがラインナップすることになる上、搬送機の充実によりボウルへのアクセスあるいはボウル内での移動が非常に容易になり、なによりも従来の2つのエリアで主流だった幅の割と狭い、細長いコース、それも場合によってが左右が斜面になって大型のハーフパイプのようなコースに加えて幅の広い、見通しの良い、斜度の安定したコースが出現したことになる。従来のボウルの各コースでさえ斜面が縦に、波目状にうねっており、一定の横幅の単一斜度の安定した斜面が取りにくい環境にあった。それはそれで他のスキー場には無い面白味なのだが、そればかりでは著ちょっとつらい面もあった。今回それが解消されたのは喜ばしいことだし、なによりもこのシアトルリッジ・クォッドの混雑ぶりがその人気を如実に証明している。リフトはその他にボウルの最底辺からリバーランとの境になる尾根のトップに向かってダブるチェアーが、さらにそこから乗り継いで頂上に向かうクォッドチェアーが設置されている。
レベル毎の楽しみ方
準備中です。
a)初級/Beginner
b)中級/Intermidiate
c)上級/Advanced&Expert
スキー場評価
新しい施設の美しさ、豪華さといったものを楽しむには96年現在で最高のスキー場である。高級リゾートの名をほしいままにするコロラドのヴェイルに勝るとも劣らない内容を誇る。 ただスキー場のコースになるとちょっと癖があるかもしれない。正面のあるいはバックボウルのいたる所のコースが馬の背状であったり、谷間の振り子沢状であったりするためだ。近年拡張されたバックボウルの奥の方にはサイドに広いフラットなコースが展開するが、スキー場全体の特徴として中級スキーヤーにはやや滑りにくいスキー場という印象を与えてしまうかもしれない。もっともこの手の癖も匂いの強い食べ物と同じで、慣れてしまうとやみつきになる、という面もある。 日当たりの良さからくる、春先の雪解けの早さもマイナスポイントかもしれない。降雪量の少なさは全自動人工造雪機の導入で解決をみたが、どうにもならない問題もあるようである。さりとてこれも春先のポカポカ陽気を体全体に受けて滑れる楽しさを思えば問題なしとすべきかもしれない。
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