Skiing Section / スキーセクション


『レンタルスキーの借り方』


スキースクール受付の隣にあるレンタルショップ
Killington Ski Area, VT USA
 用具を持って海外へスキーに行く。口でいうのはは簡単だが重たいブーツ、かさ張るスキーとストック、結構な量になってしまうウェア類。やはり大変である。
個人の体型やサイズに左右されるウェア、サイズのみならず多種多様な足の形が問題となるブーツとを海外でレンタルするのはかなり勇気がいるが。しかしスキーの板とストックであれば、たまには使ったことのないメーカーの品物を試す良いチャンスかもしれない。
しかしスキー場のベースロッジやその周辺にあるスポーツショップのスキーレンタルにも『アメリカ的なる習慣』があったりして失敗の憂き目を見ることがあるので注意したい。



レンタルショップ内部
Big White Ski Area, BC Canada
 そういう人は少ないとは思うがはじめてスキーをしようという人。スキースクールの利用をお勧めするのは言うまでもないことだが、スキーレンタルに関してもスキースクールが推薦するスキーショップを利用するのが好ましい。
たとえばキリントンスキー場のスキースクールに入るのならば、キリントンスキー場経営のスキーショップで借りるのが最も良い。
理由の第1は初心者、特に生まれてはじめてのスキーヤーのためのスクールレッスンはスキーレンタルが含まれたパッケージになっていることが多く、大変に割安になっている。
第2にはじめてスキーをする人にあった用具、特にスキーをあつらえてくれるからである。現在アメリカのスキースクールでは生まれてはじめてスキーをする人のクラスではスキーを立てたとき、スキーの先がスキーヤーの腰の位置よりも低いくらいの短いスキーを使用している。その方が持ち運び、取り扱い、スキー操作のどれをとっても簡単で、スキーヤーの負担を少なくすると考えられている。
ところが市中のスキーショップでレンタルスキーをしようとすると、そういった極端に短いスキーの用意が無く、ごく普通のスキーを借りることになってしまい、後々苦労することが多い。
第3はレッスン中に何らかのトラブルが発生した場合でも用具の交換が容易であること。スキーに限らず、ブーツ、ストック等にトラブルが発生した際に(初心者が使用するためにどうしても痛みが激しく、特にブーツは借りたときには何でもなかったものが、使っている内に激しい痛みを感じるなどと言うケースもある)インストラクターの助言により原則として無料で短時間に交換が行える。
以上のような理由で生まれてはじめてスキーをする人にはスキースクールのレッスンパッケージを進める次第である。



典型的なレンタル申し込み用紙
Powder Mountain, UT USA
 多少なりともスキーの経験のある人。借りる場所については特に問題はない。ただ申込用紙に記入する段階での注意が必要である。

 第一はスキーヤーの技能を申告する『タイプ1、タイプ2、タイプ3』の中で決して初心者のタイプを選ばないこと。極端な話だがアメリカ人の場合、1回でも滑ったことがあれば『タイプ2』のインターミディエット、つまり中級を自己申告する。よほど腕に自信がなければ仕方がないが、経験のある日本人であれば『タイプ2』でほぼ大丈夫である。
もちろんスキーの長さを短めに希望することもできる。『タイプ1』を選んだ場合、スキーショップ側はスキーヤーを『スキー操作の満足にできないスキーヤーで用具をグシャグシャにしてしまう可能性のある人物』とみなし、ボロボロの用具を貸し出すことが多々ある。日本人の『控えめの心』はここではマイナスである。

 第二に、これはよけいなことかもしれないが体重を申告する際に決して少なく、あるいは多く(このケースはまず考えらないが)申告しないこと。
ここで申告された体重によってバインディングの解放値を調整するため、誤った数値で調整した場合、はずれなくてもいいときにはずれたり、はずれなければならないときにはずれなかったりして怪我をする原因になるからである。見栄を張っても体にいいことはない。



タイプ1は初心者、タイプ2は中級者、タイプ3は上級者
絵が付いてない場合もあるので逆に記入しないように
 腕に覚えのあるスキーヤー。普通のレンタルスキーあるいはちょっとグレイドの高い『ハイパフォーマンススキーレンタル』という手もあるが、『デモスキー』の利用はいかがであろうか。
スポーツショップではその年の新発売のスキーを試乗品の形で貸し出す。レンタルの値段だけならばちょっと高めになるが、その年の新しい商品を非常に良いコンディションで(整備不良で貸し出した為にその製品の不評が立ち、売れなくなっては大変である。)借りることができる。
もしその製品が気に入り、購入した場合、(もちろん買い取る製品は貸し出しを受けたのとは別の新品)商品の値段から貸出料金を差し引いてくれる。従って毎日違う製品をトライすることも可能である。
本来は自分が購入したい製品の性能チェックのための制度なのだが、こうした利用法もある。
もっとも調子に乗って頻繁に用具を変えると、それぞれぞれ性能が違うから自分の滑りがおかしくなってしまうこともあるので注意が必要だろう。


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